血糖値が高いと言われてパニックに…
先日、看護師をしているSさんからこんな質問を受けました。
Q: 友達のお母さんが血糖値が高すぎて入院しました。
退院後の生活で困っていて、カロリーを控えたらいいのか
糖質を控えたらいいのか、全然わからん!と言っています。
私も看護師のくせに、在宅での看護継続の知識がなく
「えー...よし、よりこティーチャーに聞こう」となりました。
そうですよね、カロリーを控える事が重要なのか、はたまた糖質なのか
そして、そのためにはどうすればいいのか??
退院後は各々の生活習慣を自分で管理しないといけないので
いきなり「高血糖です」と言われても、知識がないとコントロールが難しいですよね。
まずそもそも、血糖値が上がるのは何でか?というのがわかると
色々と見えてくると思うので、今日はその辺をご説明したいと思います。
糖質がエネルギーに変わるまでのプロセス
まず、大前提としてお話しておかないといけないのは、ブドウ糖のことです。
まず、大前提にお話ししておかないといけないのはブドウ糖のことです。
糖質はわかりやすく言うと、真珠のネックレスのような形をしています。
真珠ひとつひとつが『単糖』と呼ばれる糖で、それが連なった形になっています。
真珠にも、白、黒、ピンクなど種類があるように、単糖もいくつか種類があって
単糖の種類と、それが何個繋がっているのかで、糖の名前が決まっています。
(例えば、白砂糖は白真珠と黒真珠が1粒づつの短いネックレス、デンプンは白真珠だけの長いネックレス、というイメージです。わかりにくいかな・・・?)
最終的にネックレスのチェーンは切られて、真珠はバラバラになって吸収されますが
そのバラバラになった単糖のうちの白真珠が「ブドウ糖」と言われるものです。
ポイントは、単糖のうちのブドウ糖だけが血糖値に関与します。
(黒真珠(果糖)やピンクパール(ガラクトース)は“直接は”血糖値に関与しません)
ブドウ糖は吸収された後、血液に入りますが
血糖値とは、その時の血液中のブドウ糖の濃度を数値化したものなので
ブドウ糖が多いものを食べる=血糖値が高くなる。ということなのです。
糖質が消化酵素で分解されてて単糖に!
大前提がわかったところで本題入りますね!
ブドウ糖は小腸から吸収されて、血液中に取り込まれて全身へ運ばれます。
この時、血糖値は上がります。
血液中のブドウ糖濃度が高くなると、すい臓から「インスリン」と呼ばれるホルモンが分泌されて、インスリンが血液中のブドウ糖を細胞の中に取り込むように働きます。
そのおかげで血液中のブドウ糖は減って、血糖値が下がります。
細胞内に取り込まれたブドウ糖はエネルギーになるか、脂肪として蓄えられます。
どうして血糖値が上がるのか、少しわかっていただけましたか??
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